記事詳細

【トップ直撃】“縦横無尽”な百年企業の四代目 荒井商事・荒井亮三社長 (1/4ページ)

 米穀卸業としての創業から100年、国内トップシェアの中古商用車オークション事業を筆頭に、ガラナ飲料の販売からマグロの定置網漁、スーパーマーケットにフードロスの解決を図る新事業まで、縦横無尽にビジネスを手がける。数々の苦難を乗り越えてきた4代目社長は、「誰もやらないことをやる」をモットーに、次の100年に向けた「ナンバーワン戦略」を掲げる。(中田達也)

 --主力の中古車オークションではバンやトラックなど商用車に強いそうですね

 「うちの計算では、商用車のオークション会場としてのマーケットシェアは6割で、ダントツです。日本製の中古トラックの相場は、栃木県小山市のうちのオークション会場で決まっているといわれています」

 --どういうところが強みですか

 「歴史ですね。うちは中古車会社ではなく純粋なオークション会社なので、中立な立場で、お客さんからも公平だと感じていただけているのではないかと思います」

 --顧客層は

 「商用車オークションでは日本在住で事業ベースのある外国人の輸出業者を受け入れています。パキスタンの方々は中近東やアフリカ、南米などに身内が散らばってマーケットを開拓している人が多く、日本で仕入れた車を身内に輸出しているわけです」

 --日本製は海外でも人気ですか

 「日本で走っていた車はメンテナンスもよく、中古としての質が良いんですね。これは車だけではなく、建設機械、農業機械を含めたオークションも3年前から開催しています。建機のオークションを毎週実施しているのは世界でもほかにないはずです」

 --オークションはさらに拡大しますか

 「ありとあらゆる日本の中古品を海外につなげていくことを考えています。ほとんどの日本の人は気付いていませんが、中古品はクールジャパンの最たるもので、日本で使っていた中古品の質が良いということがブランドなんです。国内では人口が減って中古品が増えますが、海外では人口が増えているので、市場も成長可能です」

関連ニュース