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【凄腕アナリスト ザ・覆面】業績回復期待の水素関連「キッツ」買い! 株価3ケタの有配株でPBR1倍割れ (1/2ページ)

 株式市場でEV(電気自動車)関連株の物色人気が高まる中、水素関連株も人気のテーマとして意識され始めた。トヨタ自動車も、水素で動くFCV(燃料電池車)の新型「MIRAI」(フルモデルチェンジ)を発売し、一段と話題を集めている。

 今回はその水素関連企業である「キッツ」(6498)に焦点を当てる。

 2021年に設立70周年を迎えるキッツ(旧社名・北沢バルブ)は、流体制御機器であるバルブや継手、浄水器、工業フィルターなどを製造販売するバルブメーカーで、同事業が売上高の8割以上を占める。製品群は建築設備、半導体製造、水道・給水設備、ガス・エネルギー施設の分野で活用されている。

 実のところ、同社は水素関連の有力企業でもある。国内のバルブメーカーとして初めて水素を動力源とする燃料電池車に、高圧の水素を供給する水素ステーション用ボールバルブを開発している。20年1月末時点で、日本国内で運用される商用水素ステーション112カ所のほとんどで採用されるなど、この分野ではパイオニア的な存在だ。

 水素は軽い気体で、無色・無臭・無害という特徴を持つ。燃焼によって酸素と化合すると水が生まれ、他の有害なガスを発生させないことから家庭用燃料電池やニッケル水素電池で実用化されてきた。

 キッツは、自社工場内に水素ステーションを竣工させているほか、今年2月には水素ステーションに必要な主要機器を集約した「パッケージユニット型水素ステーション事業」への参入を発表した。

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