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【新・兜町INSIDE】知名度向上のキオクシアと安定のダイナブックが有力候補 来年のIPO市場は東芝同窓会

 株式市場ではキオクシアとダイナブックの2社が来年の新規上場(IPO)の有力候補とみられている。ともに東芝から分離した企業で、来年のIPO市場はさながら東芝同窓会になりそうだ。

 キオクシアは東芝の半導体メモリー部門が分離した企業。日本勢が苦戦する半導体市場で競争力を保ってきたが、今年9月に上場延期したお騒がせ企業でもある。

 一方、ダイナブックは東芝クライアントソリューションが旧社名だったのを人気ノートパソコンと同じ社名にした。現在は台湾資本傘下にあるシャープの完全子会社になっている。

 気になるのは株式市場がどう反応するか。IPOは値動きの大きい小型銘柄が好まれる一方、市場からの資金吸収額が大きくなりがちな大型銘柄は嫌われやすい。

 「キオクシアは最近、テレビCMを流して知名度向上を図っており、上場再申請は遠くないはずです。再生に関与した経産省の影を薄くできるかが人気を左右します。ダイナブックは良くも悪くも安定銘柄です」とは投信運用会社幹部の見立てだ。

 【2020年12月11日発行紙面から】

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