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【榊淳司 マンション業界の秘密】30年後の東京を予想、マンション価格はさほど下落せず (1/2ページ)

 日本人も新型コロナ用のワクチンを、来年の半ばあたりから接種できそうな様子になってきた。先行する国々で大きな副作用などが報告されなければ、2年もすれば地球規模でワクチンが行き渡る。そうなれば、コロナ後の世界がやってくることになる。

 現在の日本やアメリカの株価は、それを見越して値上がりを続けているのだろうか。私にはそんな中期的な見通しではないように思える。

 来年や再来年のことすら予測するのは難しく、ビジネスの世界では「半歩先を読む」のが常識。半年か、せいぜい1年先を予測するのが実際のもうけにつながる。

 2011年3月に発生した東日本大震災は、東北地方に大きな被害をもたらした。地震直後、東北の太平洋岸エリアは経済的にかなり深刻な状況だった。

 あの時、多くの飲食店経営者は先行きの不安から店舗を手放した。震災前の相場よりも、かなり安い価格でしか売れなかったが、先行きの不安には換えられなかったのだ。しかし、不思議に買い手は付いた。

 数カ月後、復興の旗が振られた。政府は法人税や所得税を増税し、再建への膨大な予算を付けた。全国から多くの人々が被災エリアにやってきて、さまざまな復興事業に携わった。

 そうなると、飲食店は大盛況となる。安くお店を買った人は、巨額の利益を上げた。

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