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【住まいの処方銭】ウイルス抑える湿度管理(2) 加湿器のタイマー、上手に使用

 適切な湿度管理は健康のためにとても大切。そのためにも、まずリビングと寝室には温湿度計を置こう。

 生活や暮らしをテーマに研究・調査を手がけるエフシージー総合研究所(東京都江東区)の取締役で、暮らしの科学部部長の川上裕司農学博士がアドバイスする。

 「私はリビングのドア近くにオイルヒーターを置き、『中』か『弱』の設定にしています。その隣に加湿器を置き、温度と湿度の両方を管理しています」とノウハウを伝授する。オイルヒーターはほのかに暖かく、エアコンのように室内を乾燥させないメリットがある。

 リビングより狭く、密閉空間になりやすい寝室なら、一層オイルヒーターが向く。ヒーターを稼働させながら、寝る2時間ほど前に加湿器のスイッチを入れ、3~4時間後にタイマーで切れるようにするそうだ。あるいは、寝る前に湿度が60~70%程度になったらスイッチを切ってもよい。濡れたタオルを部屋にかけて湿度管理をする方法もある。部屋にあった方法を探してみよう。

 「マスクの内側に、水を含ませたガーゼを2枚入れて、耳の部分を緩めてマスクをつけて寝るという策を取っている人もいます」

 忘れてはいけないのが加湿器の手入れ。「加湿器は、取り扱い説明書に明記してある内容に従ってこまめに洗ってください。何もしなければ内部で細菌やカビが繁殖し、部屋の中にまき散らされてしまいます」

 加湿器には大きく分けて、加熱式、気化式、超音波式、合わせ技のハイブリッド式がある。気化式や超音波式は、加熱式のように高い温度の湯気が口から出てこない分、ヤケドしない良さがある。ただし、加熱式のようにお湯を使わないため、一層の衛生管理が必要だ。加熱式も含めて最低でも2週間に1度程度、清掃したい。(不動産・住生活ライター 高田七穂)

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