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【榊淳司 マンション業界の秘密】2021年も市場は低迷スタート コロナワクチンの効果次第も逆風緩和がやっとの丑年 (1/2ページ)

 2021年、新築マンション市場は低迷で始まりそうである。海外では新型コロナウイルスのワクチン接種が始まったとはいえ、実際にどの程度の効果があるのかよく分からない。副作用も心配である。

 しかし、21年の年末には世界各地にワクチンが行き渡っている…という前提で来年のマンション業界を考えてみたい。

 これは20年の年央以降にも見られた現象であるが、都心の1億円を上回るような高額物件は動きが鈍い。需要層である高所得層や富裕層は、コロナによる市場の変化を見守っている感じがする。大きな買い物を控えているのだろう。

 都心周辺の5000万円から8000万円あたりの新築物件は、物件やエリアでまだら模様になっている。値引きをいとわないデベロッパーが売り主の物件は、それなりに動いている。

 最も動きが鈍いのは、年収600万円前後の人々が主なターゲットの郊外にあるファミリーマンション。値引きに積極的な物件以外は、ほぼフリーズ状態ではなかろうか。

 こういった動きは21年前半にもつながると思われる。デベロッパーにとっては苦しい販売状況が続くことになる。

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