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【バフェットの次を行く投資術】高い倍率での「不動産信用取引」ほど危険 コロナで需給構造の変化懸念、これから住宅ローン組むのは熟慮を (1/2ページ)

 株式の信用取引やFXの証拠金取引は危険だといわれる。例えば、レバレッジ20倍の為替証拠金取引を行うときには、証拠金250万円の20倍=5000万円もの取引を行うが、1割の損は500万円にも相当し、よほど注意しなければならない。よく「やめたほうがいい」と言われる株式の信用取引倍率は3倍ほどにしか過ぎない。

 ところが、株の信用取引やFX取引は怖くてできないという堅実なサラリーマンでも、巨額の住宅ローンを平気で背負う。頭金5%=250万円で5000万円のローンを組めば20倍、1割の頭金でも10倍である。

 厳密に言えば「追証」がかからないから株式やFXの取引とは異なるが、少ない手元資金で多額の借金を背負い取引を行う点ではまったく同じだ。実のところ、このように一般の個人が多額の銀行ローンを組んで、「マイホーム」を手に入れるようになったのは、戦後のことである。戦前は借家がごく当然であった。いわゆる住宅ローンというものが発達しておらず、借り入れができなかったことも大きいが、そもそも多額の借金を背負ってまで「マイホーム」を手に入れようと考える人が少なかった。

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