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コロナ禍の株高…実体経済と乖離 行き場失ったマネー吸い込む (2/2ページ)

 中でも、日銀は年12兆円を上限に上場投資信託(ETF)の買い入れを通じて、株式市場に直接資金を供給する異例の手段を取る。相場下落時には多い日で2千億円分のETFを購入しているため、株価水準と生活者の感覚とのズレが生じているのだ。

 こうなると、バブル崩壊への懸念もくすぶるが、その発端となるはずの金融引き締めの気配はみられない。むしろ足元の感染再拡大を受けて、3中銀は12月に入り、緩和を長期化する姿勢を強めている。日銀もETFなど資産買い入れの柔軟化を模索する。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは「コロナの感染状況によっては、もう一段の追加緩和もあり得る。スーパー金融相場は来年も続く」と予想する。(産経新聞 米沢文)