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【ABS世代が「シニア」を変える】データで読めない時代は感性が重要 コロナ禍のアイデアで普及した新ビジネスや生活様式 (1/2ページ)

 昨年は、本来なら東京五輪が行われ、私(鈴木)が提唱している昭和30年代生まれの「ABS世代」が前期高齢者になり、大きな変化が起きる1年と考えていました。しかし、よもやのコロナ禍で、私たちの暮らしは別の意味で大きく変化せざるを得ない状況に追い詰められました。

 そんな中で感じたのは、人生100年時代とコロナの共通点。いずれも人類未体験の事態で誰も経験していないことから「先が読めない不安」が伴っているということです。

 しかし、ニーズは不安や不便などの「不の字」に隠れています。つまり、現在は「ピンチをチャンスに変えられる時代」でもあると言えます。

 私は1981年に広告会社に入社し、「昭和、平成、令和」の40年間にわたって広告ビジネスに携わってきましたが、中でも平成の約30年間で「日本は左脳寄りになった」と感じています。

 新人の頃、つまり昭和の頃は、先輩から「広告会社は世の中の空気を読んで、人がワクワクする企画を考えるところだ」と言われ、自分自身の体験や発想をもとにユニークな企画を立案していました。

 しかし時代が平成に変わると、バブルが弾けたこともあり、日本企業はビジネスの成功確率を高めるためマーケティング・マネジメントやロジカルシンキングを導入。ITも普及しました。

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