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【新・兜町INSIDE】ソフトバンクMBO説に…「Xデー」は8月? 市場の一部で観測出る

 2021年の株式市場の関心事の1つが、ソフトバンクグループの自主的な上場廃止の有無だ。外部株主の干渉を嫌う孫正義会長が、株式を買い戻して非上場化を図るMBO(経営陣による買収)を決断するとの説が流れている。市場の一部では「上場廃止に向けてMBOを宣言する『Xデー』は8月」との観測が出ている。

 ソフトバンクグループは昨年3月13日以降、自社株買いを次々と発表し、買い付け枠は合計2・5兆円に上った。昨年12月11日時点で1・5兆円分を消化し、21年7月30日を期限とする1兆円の買い付け枠が残っている。しかし、その後の自社株買いについて今のところ発表はなく、気の早い市場関係者が現行の自社株買いプログラム終了後のMBO宣言を予想する根拠になっているようだ。

 市場筋の推計ではソフトバンクグループの投資先の評価益などから借入金や含み損を差し引いた純資産額は1株当たり1万5000円程度。税引き後でも1万円をやや上回る水準が真の純資産価値とみられ、昨年12月に8000円前後だった株価はかなりの割安ということになる。

 【2021年1月4日発行紙面から】

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