記事詳細

【一生働く!】〈個人編〉いつまでも現役(2) 収益化で“生きがい”活性化 桜の廃材再利用で会員作品に“値札” (1/2ページ)

 定年退職後、何を生きがいにして生きるか。元国立市の職員で、現在は国立市観光まちづくり協会の理事を務める平林正夫さん(72)は、「地域活動を通して収益化を目指すことで、高齢者のさらなる生きがいにつながる」と話す。

 ■地元の桜が箸やスプーンに

 「約10年前に子育てと親の介護を終え、定年退職を迎えた。それまで市の職員として忙しい日々を送っていたのに急に自由になり、気持ちの切り替えが難しかった」と平林さんは過去を振り返る。

 国立市には約340本のソメイヨシノが並ぶ。その寿命は60年。かねてから桜の木の老朽化が問題視されてきた。

 「国立の桜は市民のシンボルだ。廃棄せず再利用する道はないのか」との思いで地域団体「くにたちさくら組」が生まれた。

 平林さんは、そのさくら組から昨年6月、団地内にある空き店舗を活用したシェア工房「クミタテ」に有料会員制の「クミタテさくら組」を結成。さらに12月から、会員の作品に“値札”をつけ、国立旧駅舎の一角にある観光案内所で販売をスタートさせた。

関連ニュース