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【令和を変える!関西の発想力】環境にも大阪人にも優しい“エコ”プレッソカップ 「SDGs」に適したカップと海外からも問い合わせ (1/2ページ)

 新年早々、またテレワーク続きで気分が萎えている人、多いのではないでしょうか。そんな時に頼りになるのが濃いコーヒー。特に苦味の効いたエスプレッソは気分を引き締めてくれます。ただケチな大阪人には、量は少なく価格は高い独特のスタイルが馴染みません。コスパ最重視のDNAが「なんで少ないのに高いねん」と反発するのです。

 しかし、そんな大阪人を大のエスプレッソ好きに変えた女性がいます。大阪市で「RJカフェ」を営むテンセンス社長の林真智子さん。店主のご主人が美味しいエスプレッソを淹れる達人なので、なんとかお得感を出して売ろうとエスプレッソカップをクッキーで作り、食べられるようにしてしまいました。

 それだけではありません。「こんな苦いコーヒー、いらんわ」と言われないようカップの内側に砂糖を塗り、クッキーにもコーヒーがしみ込むように工夫しました。つまり林さんはご主人のエスプレッソを、ストレート、砂糖が溶けた甘味、さらにはクッキーに沁みた深い味と三段階に楽しめ、最後にクッキーのカップも味わえる4倍おいしいメニューに変えたのです。

 このアイデアは大阪人にバカウケしました。RJカフェのエスプレッソは2時間待ちの行列ができる人気メニューになり、売り上げ一気に150倍に増えました。さらに林さんのクッキーカップは評判に評判を呼び、一人歩きを始めました。他のカフェやレストランから、あの手この手で「カップを売ってほしい」と猛烈なオファーを受けるようになったのです。これを林さんはすんなりOK。店の看板メニューだけに敵に塩を送るようですが、林さんにとって看板メニューはあくまでご主人が淹れるエスプレッソ。カップを売ることに抵抗は無かったのです。

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