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【こんな時代のヒット力】「国民投票」で比率改定 亀田製菓「亀田の柿の種 6袋詰」 (1/2ページ)

 亀田製菓(新潟市)は2020年5月、看板商品「200グラム 亀田の柿の種 6袋詰」(以後、亀田の柿の種)の柿の種とピーナツの比率を変更した。長く黄金比率とされてきた6:4(重量比)から7:3へ変わったのである。大変な反響となった。

 これに先立ち、同社では19年、「私、亀田を変えたいの。キャンペーン『当たり前を疑え!国民投票』」を実施。柿の種とピーナツのベスト比率を計11択から、ツイッター、LINE、はがきで投票を募った。

 キャンペーンについて、経営企画部広報担当の池ノ上雄樹さんは「比率変更しようと思っていたわけではない」という。

 亀田製菓は、1946(昭和21)年の創業。50年に新潟を代表する菓子、柿の種の製造販売を始めた。柿の種とピーナツの組み合わせ、柿ピーの始まりは諸説ある。しかし、「当時はおせんべいや柿の種と一緒に、ピーナツも量り売りをしていた。店番をしていた創業者の奥さんが、柿の種にピーナツを混ぜてみたら、『食べ合わせがいい』と評判になった」(池ノ上さん)。66年に亀田の柿の種が誕生。柿の種にピーナツを入れた商品としては売り出したのは、同社が最初である。発売当初の比率は、7:3だった。

 ターニングポイントは2度。まず77年発売、同社初の食べきりサイズの個別包装(43グラム×6袋)「フレッシュパック柿の種」だ。ピーナツは油分が多いため開封すると酸化して味が落ちる。それを避けるため、食べきりサイズの個別包装にした。これが食シーンを変えた。個食を促し、アウトドアなど、様々な場面に登場するようになった。

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