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【榊淳司 マンション業界の秘密】市場激変! 異常な戸建て人気 広い所有面積と低い保有コスト (1/2ページ)

 昨年4月に出された緊急事態宣言は、その後の首都圏住宅市場における異様なまでの戸建て人気につながった。狭い自宅ではテレワークができない人々が、争うように戸建て住宅を購入したのだ。

 高額な住宅ローンを支払う余裕のある人は都心やその近郊の新築を、予算の限られた人は郊外の安価な中古戸建てに手を伸ばした。

 その流れは、今年に入っても続いている。もしかしたら、今後も続く住宅選びのトレンドを形成する可能性さえある。

 コロナ後も、あるレベル以上の企業ではテレワークが定着するはずだ。例えば現在、広告代理店の某企業は、本社の社員出社率が2割前後だという。であるから、自社ビルを売却したところで業務に大きく影響しないと考えたのだろう。

 こういった動きはコロナ後も確実に定着しそうである。われわれはもう以前の意識には戻れないのだ。

 さらに言えば、新型コロナ以外の感染症が、いつまたやってくるかもわからない。テレワークを勤務体制の基本にしている企業は、さほど大きな負担なく日常業務を続けることができる。

 大きな地震などがあって公共交通機関が動かなくなった時でも、通信環境さえ確保できていればテレワーク企業の業務には大きな支障が出ない。

 そのことに気づいた企業は、急速に新体制への移行を図っている。コロナ以前の旧体制に戻ることを前提とする企業やビジネスマンは、すでに時代から取り残されつつあるのだ。

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