記事詳細

【渡邉美樹 経営者目線】納得いかない!!飲食店以外にも「急所」あり 名医が指摘「こんな医療でいいですか?」 (1/2ページ)

 緊急事態宣言が延長された。現状維持の政策で1カ月継続するのは納得がいかない。飲食店は約9割が要請を守ったとされるが、感染者数がいまだ十分に減少していない。あらゆる人の流れを止める施策や医療体制の改革をしなければ、飲食店のみが捨て石になる。

 ニッポン放送の番組で、ドイツで30年間活躍し、心臓外科の世界的権威として知られる南和友医師と緊急対談した。日本の医療を客観視し『こんな医療でいいですか?』という本も出している。医師会や大学病院の医局制度の問題点を論理的に指摘する。

 日本は人口あたりの病床数や医師の数は、世界に比べて多いのに医療崩壊が起きている。公的病院が3割、民間は7割で民間はなかなか患者を受け入れられていない。コロナの第1波から1年もあり本来、もっと準備や改革ができたはずだ。構造上、医師会は開業医を守り、大学病院は医局制度で、医師の人事を握る。厚生労働省と大学病院を所管する文部科学省の縦割りもある。

 南医師は、プレハブでもいいから、1000床程度のコロナ専用病院を早急に設置し、医療資源を集中させるべきだという。「日本では毎年9000人程度の医師が国家試験に通る。3~5年目の専攻医と呼ばれる医師が全国で2万7000人程度いる。1割程度が賛同すれば、専用病院は可能だ」という。そのためには「国が旗を振らないとできない」と指摘する。菅首相が得意とする、縦割りや既得権、前例主義の打破をここにこそ発揮してほしい。

関連ニュース