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【サラリーマンサバイバル術】「店長だから」と残業代が支払われない 手当はあるが…責任重くなっただけ (1/2ページ)

 【Q】昨年秋に飲食店の店長になり、それまで支払われていた残業代が払われなくなりました。エリアマネジャーに聞くと、「店長手当が出ているから」ということでした。いまのところ、新型コロナウイルスで営業時間が短いため、それまでの残業代と店長手当はほぼ同じくらいです。責任が重くなっただけなので、がっかりしています。(30代・女性)

 【A】「店長」「マネジャー」といった役職だとしても、その名称からただちに残業代の支払い対象外になるわけではありません。労働基準法第41条では、労働時間、休憩および休日に関する規定が適用除外となる場合が定められており、その中に「事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者又は機密の事務を取り扱う者」とあります。

 「監督もしくは管理の地位にある者」とは、労働条件の決定その他労務管理について、経営者と一体的立場にある者とされており、名称にとらわれず、実態に即して判断されます。

 例えば、(1)仕事の内容、権限、責任(2)出退勤などについての自由度(3)その地位にふさわしい給与や役付手当、賞与-こうした要素が満たされなければ、管理・監督者とはいえず、残業代の支払いが必要になります。

 その会社における「管理職」の定義と、労働基準法上の「管理・監督者」は異なるため、注意が必要です。

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