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【大前研一 大前研一のニュース時評】注目集める一流ホテルのサービスアパート事業 思い出すリクルート創業者・江副浩正氏の慧眼 (1/2ページ)

 130年の歴史を誇る帝国ホテルが1日、新規事業となる「サービスアパートメント」(正確には「サービスド・アパートメント」だが)の予約受付を開始したところ、即日完売になった。

 この事業は、旗艦の帝国ホテル東京のタワー館にある客室の一部(99室)を専用のアパートに改修し、最低5泊から利用できるようにするもの。煩雑な賃貸借契約手続きがなく、帝国ホテルが提供するサービスや館内設備なども使えるのが特徴だ。

 専属のスタッフが付き、食事や洗濯なども定額で提供する。価格は朝食のパン、コーヒー、駐車場、プール、サウナなど込みで5泊15万円。1カ月単位で長期宿泊することもでき、月額36万円。この3月15日から利用できる。

 ホテルの稼働率は長期低迷が続いている。例えば、稼働率が30%だったのが、これによって100%になると、価格を3分の1にしても確実に売り上げになるということだ。

 このサービスド・アパートメント、米国や欧州では結構あって、東京でも六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、赤坂プリンスなどでも行われている。しかし、200万円台のところもあり、とんでもない金持ちや外資系企業の東京のトップしか利用できなかった。

 これに対して、帝国ホテルはリーズナブルな価格にした。ということで、1日で売り切れとなったわけだ。

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