記事詳細

【住まいの処方銭】冬の夜の地震対策(2) 寝る前、枕元にすぐ必要なものを揃えるクセ 断水リスク、浴室にペットボトルの備え

 就寝中に突然の揺れに襲われたら、どうするか。日本防災士会(東京都千代田区)の防災士、正谷絵美さんがアドバイスする。

 「寝る前に、枕元に非常用ライト、スマートフォン、めがねなど、すぐ必要なものを揃えるクセを。揺れで飛ばないよう、布団の上に滑り止めマットを敷き、その上に置くようにします」

 夜の地震でコワイのは停電。必ず非常用ライトを用意しよう。「両手が使えるようにヘッドライトがお薦め」だそうだ。

 「スマホを明かりとして使えばいい」と思うかもしれないが、わずかなことでも電池が消耗する。スマホは情報収集や周囲と連絡のためにも必須アイテムだ。使用は最小限に。スマホは一定時間、停電が続くと電話のサービスが止まり、「圏外」になってしまう。こうなると、つながる電波を探して、電力消費が増えてしまう。機内モードにするなど、電力消費を少しでも抑える対策を取ろう。

 揺れた瞬間、寝床にいるならうつぶせになり、背中を丸めて頭を守る。起きているなら机の下など、室内の安全な場所に逃げる。トイレにいるならドアをすぐ開けよう。普段から、ドアを開けられなくならないよう、周囲に倒れてくるものがないかを確認しておこう。

 入浴中なら、強い揺れでガスが止まる可能性がある。「滑らないように身を低くして身体を守ります。頭を洗っているなら揺れが収まったら洗い流します」。正谷さんは断水リスクを考え、浴室内に2リットルのペットボトルを冬3本(夏6本)準備しているそうだ。これでセッケンやシャンプーを洗い流すことができる。冬は浴槽にお湯を張るため、洗い流しに使えるが、断水すればトイレ用などで貴重な水源となる。浴槽のお湯は大切にしたい。 (不動産・住生活ライター 高田七穂)

関連ニュース