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潰れかけだった小僧寿しが今、大復活を遂げている真の理由 (1/4ページ)

 小僧寿しといえば、ドラえもんの容器に入った寿司のCMが印象的ではないだろうか。そんな小僧寿しは1964年に「スーパー寿司・鮨桝」創業をルーツにもち、79年には日本における外食産業でトップとなった企業でもある。

 しかし、テークアウトによる寿司の販売というビジネスモデルを頑なに守り続けた結果、小僧寿しはそこから長きにわたる暗黒時代に突入することになる。2000年に入ると、消費者の嗜好(しこう)が回転寿司チェーンにシフトし、その反動でテークアウト寿司専門の小僧寿しは徐々に売り上げを落としていった。回転寿司チェーンによるテークアウト寿司の提供も、いっそう小僧寿しの存在意義を怪しくしていったのである。

 11年には200億円あった売上高も、15年には60億円にまで減少。1991年に記録したチェーン総売上1000億円の水準からすれば、16分の1以下にまで落ち込んだ。2018年には債務超過状態で買収した企業におけるのれんの減損処理が直撃し、小僧寿し自体も10億円を超える巨額の債務超過に陥るという事態に陥る。

 この債務超過が仇(あだ)となって、小僧寿しは東京証券取引所から継続企業の前提に関する疑義注記(通称GC注記)の記載を求められることになる。つまり、当時の小僧寿しは事業が継続できない可能性、つまり“潰れかけ”の状態にまで追い込まれていた。

ITmedia ビジネスオンライン

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