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【渡邉美樹 経営者目線】生産者応援「焼肉の和民」A5和牛食べ放題 飲食店「無駄死に」はごめんだ (2/2ページ)

 ここから先、感染者数を本気で減少させるためには、官僚や政治家も、想像力をフルに働かせるべきだ。そもそも飲食店の感染対策は、坪あたりの客数や、1組あたりの人数制限の方が、合理的な要請だ。「飲食店」とひとくくりにするが、業態ごとに画一ではない。先日みたテレビ番組では、ショーパブを取り上げていた。その店は、1坪あたり4席程度だった、たしかに密集していた。こうした店は休業と補償をしっかりするべきだ。これに対しワタミが運営する料亭型の飲食店では1坪0・8席。十分な間隔がとれる。坪数あたりの席数につき「0・5を守りなさい」など、エビデンスに基づく具体的な要請を出すべきなのに、相変わらず、午後8時や9時といった営業時間で区切る雑な政策を押し付けてくる。補償も、家賃額や従業員数に関係なく、一律を続けている。担当大臣は、この1カ月、飲食店補償の不公平の見直しを、本気でしたのだろうか。

 飲食店はコロナとの戦いの犠牲である。特攻隊のような役割を背負わされている。「もう限界だ、この先が怖い」という相談が私のところにも届く。国のために協力はする。

 しかし、この作戦で、必ずコロナに打ち勝つという納得がなければ浮かばれない。無駄死にはごめんだ。 (ワタミ代表取締役会長兼グループCEO・渡邉美樹)

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