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【サラリーマンサバイバル術】春季生活闘争とは何か? 生活改善を目指し経営者と交渉を行うこと (1/2ページ)

 【Q】 新聞では「春闘」という文字が毎日のように見られ、テレビでも大企業の交渉について報道されています。ただ、勤め先には労働組合がなく、何のことかよく分かりません。どうして春にやっているのでしょうか。私たちにも関係があるのでしょうか。 (20代・男性)

 【A】 労働組合の大きな取り組みの一つが春季生活闘争、略して「春闘」です。日本では、多くの会社が4月1日を事業年度や会計年度の始まりにしています。学生も大多数が3月に卒業し、4月に新入社員として入ってくるケースが多いです。

 そこで、労働組合は新年度に向けて、直前の2月から3月ごろに、多くの労働組合が時期をそろえて統一的に会社側へ要求し交渉を行います。「給料を上げてほしい」「休暇制度をつくってほしい」「職場の環境を改善してほしい」など、要求は職場の事情に応じてさまざまですが、生活改善のための春の闘い、これが「春闘」です。

 一斉に交渉する理由は、産業や働く仲間全体で、賃金や労働条件の底上げをはかる機運をつくり、世論を形成する、取り組みの経過・結果を他の労働組合に波及させるなど、交渉力を高めるためです。小さな労働組合は交渉力のある大きな労働組合の賃金を目指し、他の労働組合の春闘の結果も踏まえて会社と交渉することもできます。

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