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【コロナ禍で注目!空き家活用術を追う】なぜ空き家化してしまうのか? 老朽化で崩壊や火災の危険があるが…緊急性が低く、儲からず交渉も面倒 (1/2ページ)

 コロナ禍ですっかり定着したリモートワーク。皮肉にも働き方改革を後押しした形ではあるが、経営側は経費の削減、従業員側は満員電車に乗る必要もなく、おそらくコロナ後も在宅勤務の導入は続くだろう。

 首都圏の感染者数が減らないこともあって、東京離れが後を絶たない。リモートで週に1回程度の出社でよしとなれば、環境のよいローカルへ住む人が増えても不思議ではない。

 そんななか地方移住または2拠点居住、あるいは地方オフィスのために安価な空き家を利用するケースが増えているという。空き家といえば過疎化が進む地方都市はもちろん、首都圏でも目立つようになり、社会問題となっていたところだ。今回のコロナ禍で「空き家活用術」が注目を集めそうだ。この連載で5回にわたって見ていきたい。

 人口減少時代といわれて久しい。日本の総世帯数は2019年をピークに5300万世帯から減少傾向だが、反対に空き家の戸数は848万戸から増加の一途で、2033年には2100万戸に膨れあがる見込みだという。将来的には3戸に1戸は空き家になるという試算だ。

 空き家は放っておくと老朽化して崩壊や火災の危険があり、また不審者の侵入被害など、いいことはひとつもない。何しろ街の景観を損なうため、空き家があるだけで地域の価値が下がる。

 まず、なぜ空き家化してしまうのか?

 例えば、相続した実家に住居人不在で家財を置いたまま処分に困っている状況が長年続く。売るにしても貸して運用するにしても相談窓口がない。活用方法がないかと頭を悩ますが日々の暮らしに追われて10年も20年も経過してしまうのだ。

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