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【トップ直撃】電子含めた新しい漫画を生み出し世界へ挑む! 「まんが王国」国内最大級 ビーグリー・吉田仁平社長 (3/4ページ)

 --漫画業界は紙から電子版へのシフトも進んでいます

 「出版不況でコミック雑誌の部数が減ったり、廃刊・休刊も出るなかで、新しい漫画を生み出す場をいかに確保するかが課題でしたが、電子が伸びていくなかで、十数年前の危機感は少し緩和されつつあります。今後は電子コミックでクオリティーやストーリー性が高く、メディアミックスもできるような良質な作品を作ることができるかが課題で、業界は電子も含めた世界で新しい漫画が生まれる最適な形を模索していくことになると思います」

 ■初めて熱中した漫画は「北斗の拳」

 【漫画】漫画については「マニアというほどではないですが、子供の頃は漫画の話題なくして会話が成り立たないぐらいの時代でした」。思い出の作品は『北斗の拳』。「小学校6年のとき、歯医者でぼろぼろの週刊少年ジャンプを読んだのが初めてで、それからはまっていきました」

 【海外】学生時代にバックパッカーとして海外を訪れた経験が、その後の進路に影響を与えた。「格安航空券が出始めた時期で、バイトでお金をためて行きました。印象象深かったのはバルト3国ですね。急激なインフレの後にデノミされていて、両替で戸惑った記憶があります」

 海外ビジネスに興味を持ったことで日商岩井(現双日)に就職。携帯電話やIT関連のビジネスに携わった。

 出向先の子会社では「当時、世界最先端だったIT製品を扱っていました」。米国にも駐在し、「シリコンバレーでベンチャー投資をしていました」とビジネス経験を重ねた。

 【独立】ビーグリーの前身企業に転じたのは2007年。「先に辞めた先輩に、上場を目指そうと声をかけていただいたのがきっかけです」

 携帯電話のゲーム会社で、電子コミックはたまたま始めたものだったという。「当時は外資系のベンチャーだったうえ、出版社さんも電子書籍に懐疑的だったので交渉は大変でした。漫画家さんに直接交渉に行って火に油を注ぐこともありました。業界のことを学びながら少しずつ理解をいただいて、良好な関係を構築するまで歳月を要しました」。その後、第2創業という位置付けで社長を引き受けた。

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