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【サラリーマンサバイバル術】仕事中にお客様の持ち物を汚してしまった… 通常起こり得る過失であれば、責任は制限される場合が多い (1/2ページ)

 【Q】 飲食店でパートをしています。人手不足で忙しかったこともあり、配膳中に誤って器を落としてしまい、料理がお客さまの洋服にかかってしまいました。ブランド物らしく、高額のクリーニング代を請求され、お店ともめてしまっています。後で私に請求されるかもしれませんが、自分のミスでもあるため、仕方ないでしょうか。 (40代・女性)

 

 【A】 労働者が故意、あるいは過失により、会社に損害を与えた場合、その損害を賠償する責任が発生します。会社が労働者に損害賠償を請求すること自体は違法ではありません。ただ、会社は労働者の働きによって利益を上げており、業務上のリスクのすべてを労働者に負担させることは不公平であり、責任追及は制限されるケースが多いといえます。

 例えば、「業務上の命令にない取引を行い、会社に損害を与えた」「指示に反する操作をして機械を壊した」「社内の秘匿情報や個人情報をSNSなどで公開し、会社がクレームを受けた」といった場合、損害を賠償する責任が発生すると考えられます。

 しかし、いかに注意してもミスを無くすことはできません。通常求められる注意義務を尽くしていれば、日常的に発生する損害について、労働者が全額を賠償することはありませんし、使用者にはそもそも、そうした事態の発生を防ぐことも求められるでしょう。

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