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【株式フジ】米ファンド損失の衝撃…金融マーケットは混乱か 金融と縁遠い医薬品セクター「JCRファーマ」「マニー」「H.U.グループHD」 (1/2ページ)

 野村ホールディングスが29日朝、米国子会社で顧客との取引で多額の損害(2000億円規模)が生じる可能性があると発表し、東京市場に衝撃が走りました。

 ほどなく、1990年代に市場を席巻したヘッジファンド「タイガーファンド」の残党ビル・ファン氏が運営するファミリー企業「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」が高レバレッジ株式取引で巨額の損失を出し、同社と取引していた金融大手各社に悪影響が出ることが分かってきました。

 クレディ・スイス、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、UBSなど欧米の名だたる金融機関に加え、日本の三菱UFJ証券ホールディングスも約330億円規模の損失が出そうだと公表しています。

 ここで投資家が気にしているのはファン氏個人のことではなく、この事案が大手金融機関の財務悪化につながるか否か(他ファンドに同様のことが起こる可能性含む)です。仮に財務悪化となると、金融機関がこぞって資産の売却に動き金融マーケットが大混乱に陥る可能性があります。

 90年代末の「LTCM」(ノーベル賞学者らが参画していたファンド)破綻や2008年の米投資銀行「リーマン・ブラザーズ」破綻の苦い記憶が蘇り、世界株の手控え材料になることは確かです。

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