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韓国企業が直面する「中国リスク」 LG電子が携帯事業撤退、低価格帯は中国メーカー攻勢

 韓国のLG電子が、赤字が続いていたスマートフォンを含む携帯電話事業からの撤退を発表した。一時は世界シェア3位だったが、高価格帯で米アップルや同じ韓国のサムスン電子に勝てず、低価格帯でも中国企業にシェアを奪われ販売不振が長期化、累積赤字は5兆ウォン(約4900億円)規模に達していた。

 7月末でスマホの生産と販売を終了する。既存の購入者へのアフターサービスは継続する。

 米調査会社IDCによると、昨年の世界出荷台数のトップはサムスン、2位はアップルで、3~5位は中国メーカーが占めている。

 韓国にとって、巨大な市場を持つ中国は最大の輸出先だが、習近平政権は自国の製造業強化を掲げている。LGは、携帯電話事業の従業員約3700人を人工知能(AI)や電気自動車(EV)など成長分野に振り分けるとしたが、こうした分野も中国メーカーの攻勢は激しい。中国市場に依存するリスクを見せつける形となった。

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