記事詳細

【天野秀夫 中小型厳選株】日米首脳会談まで堅調な展開期待 子ども庁創設で「チエル」上追いへ 「GIGAスクール構想」の中核 (1/2ページ)

 3月29日に表面化した米国の運用会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの破綻余波という波乱の芽が残るものの、株式市場の需給関係は大きく好転し、再び上値指向を強めてきました。

 ゴールデンウイークと企業決算発表が、本格的に意識されるタイミングを前とした今月16日の日米首脳会談までは、堅調な展開が期待できます。

 すでに上場企業の業績予想の修正が、続々と発表され始めています。巣ごもり消費やテレワーク拡大による消費の変化、半導体需要の増加などが増額修正の要因となっています。

 業績の上方修正キーワードとして、異彩の存在感を放つのが、小・中学校等へのパソコン・ネットワーク機器の導入を背景とした「GIGAスクール構想」です。

 生徒1人にパソコン1台を基本にしたデジタル教育の政府肝煎り施策で、積極的な予算がつぎ込まれています。

 この「GIGAスクール構想」の恩恵をフルに享受しているのが、ジャスダック上場「チエル」(3933)です。

 チエルは、学校教育向けICT(情報通信技術)を事業の柱に持ち、授業・学習支援システム、情報セキュリティー、デジタル教材、進路支援サービスを展開しています。

 「GIGAスクール構想」の推進を追い風に「校内通信ネットワークの整備」事業で、無線LAN最適化ソリューションの引き合いが拡大。今年2月には2021年3月期連結業績予想を大幅に増額修正しました。

 売上高は37億8000万円から41億6000万円(前期比30・5%増)、営業利益は3億6000万円から5億円(同2・1倍)、当期利益は2億6000万円から3億5000万円(同2・3倍)に引き上げるとともに、年2円を予定していた期末一括配当も2円50銭に増配。

関連ニュース