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【株式フジ】IMFが世界経済見通し改定、投資家の関心は企業業績動向へ 円安追い風「ソニーグループ」「TDK」「京セラ」「日東電工」 (1/2ページ)

 日経平均は5日、終値ベースで3万円台を回復しましたが、積極的に上値を追う動きは見られていません。

 ただ、2月下旬に同様に3万円近辺で推移していたときと比べると、高値警戒感が口にされることが少なくなっている印象です。アメリカ富裕層のファミリーファンド「アルケゴス」による高レバレッジ株式取引の失敗に伴う金融機関の巨額損失事案もあり、今もそのショックが消失したわけではありません。それでも「懸念」が大きいわけではないのです。

 この背景には、世界経済の急持ち直しがあるものと思われます。6日、IMF(国際通貨基金)は世界経済見通しを改定し2021年の世界経済の成長率見通しを6%とし、前回1月に公表した予測から0・5ポイント引き上げました。コロナウイルス禍で昨年がマイナス3・3%成長に落ち込んだ反動の側面が強いものの、ワクチンの普及やアメリカを始めとする各国の積極的な財政出動が押し上げた格好です。

 6%成長が実現すれば、IMFの統計で遡(さかのぼ)ることができる1980年以降で最高の成長率となります。そうなると投資家は(すでに含み益がある株を)売り、利益確定しようとはせず、さらに保有を増やそうという動きになる可能性が高いです。時々出てくる「懸念」が、いい買い場を提供してくれることになるのです(=すぐ持ち直す)。

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