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【凄腕アナリスト ザ・覆面】ワクチン輸送用「定温輸送保冷庫」を開発 「澤藤電機」再浮上へ 水素製造&貯蔵システムが事業成長へ期待 (1/2ページ)

 2月上旬に当コーナーで取り上げたイーレックスが22日、国内初となる水素専用発電所の商業運転を2021年度内に開始すると発表し、株価は急騰した。水素製造のベンチャー企業であるハイドロゲンテクノロジー社の技術を使い、山梨県の施設で発電し、燃料電池自動車(FCV)への水素供給事業への参入も検討するとしている。

 山梨県の隣、静岡県ではFCVで先行するトヨタ自動車が次世代型都市「コネクティッド・シティ」の建設に着手していることから今後、思惑も働いてきそうだ。イーレックスは5月13日に3月期決算発表を予定。

 太陽光、風力、バイオマスといった再生可能エネルギーとともに二酸化炭素を発生させないクリーンエネルギーである水素技術。この関心が一段と高まりを見せてくることが期待されるが、水素関連の技術を蓄積する「澤藤電機」(6901)の株価も調整一巡し、再浮上の態勢に入った。

 澤藤電機はトラックなど商用車向け電装品を主力とする東証1部企業。電装部品ではエンジンを始動させるスターター、エンジンの回転を動力源として発電を行うオルタネータ、ハイブリッド自動車の駆動に使われるHVモータ、大型HVトラック用バッテリパック、ハイブリッドシステムのマネジメント制御部品のHV-ECUなどを製造している。

 ポータブル冷蔵庫で独自の強みを持っており、車載用冷蔵庫がアウトドアブーム、キャンピングカーブームを受けて引き合いが強まっている。今年2月にはバイオ医薬品やワクチン等の輸送用「定温輸送保冷庫」を開発し、4月から東証1部の環境試験器で世界トップメーカーのエスペックを通じて販売された。

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