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上昇相場にまだ間に合う、GW明け「新5大テーマ」はこれだ! 「コロナ対策」「こども庁」「暗号資産」「市場再編」「ペット」

 新年度がスタートして約1カ月。株式市場で3月期企業の決算発表が5月14日で一巡すると、好決算銘柄の見直しとともに物色テーマに沿った人気が盛り上がりやすくなる。業績直結、政策支援、技術革新や産業構造の変化。そして話題性と意外性からフレッシュな相場テーマほど、株価パフォーマンスに与えるインパクトは大きい。今後、人気化しそうな物色テーマを5つピックアップ、関連銘柄を紹介する。(マーケットアドバイザー・天野秀夫)

 ■新型コロナ対策

 マスクや消毒液などから新型コロナ対策テーマは、変異株の早期検出、ワクチン開発、治療薬開発に関心はシフトしている。感染が収束したとしても、国内の感染症対策は政策課題として残る。対策に実績を積み重ねた企業の商機は単発では終わらない。

 ■こども庁創設・子育て支援

 こども庁創設は足元で最もホットなテーマ。今年中に衆議院議員選挙が実施されるが、自民党の公約とも伝えられ、野党も「こども家庭庁」として検討を始めた。少子化対策、待機児童対策、女性の社会進出支援という形で、これまでも相場テーマとなっていた経緯もある。

 ■デジタル通貨・暗号資産

 仮想通貨という呼称がまだ多いが、暗号資産やデジタル通貨は新規分野として今後、物色テーマとなる可能性がある。日本銀行が開発を進める「中央銀行デジタル通貨」が発行されると、暗号資産とデジタル通貨の交換が可能となることから、暗号資産ビジネスは新たな成長ステージに入る。

 ■東証の市場再編

 東京証券取引所の市場区分が2022年4月4日に現在の東証1部、2部、マザーズ、ジャスダックの4市場から「プライム市場」、「スタンダード市場」、「グロース市場」の3市場になる。流通株式時価総額など一定の条件の下で銘柄は再編される。マザーズやジャスダックの時価総額上位の上場企業が「プライム市場」に入る可能性もあり、株式市場の需給的なテーマとして関心を高めてきそうだ。

 ■動物介護士・ペット関連

 市場規模やマーケットインパクトは限定的だが、大穴的な存在がこのペット分野。来年6月からは、販売される犬や猫に飼い主情報を記録したマイクロチップの装着が義務づけられる。

 このほか、獣医師の指示の下で行われる愛玩動物の診療補助や看護に従事する人を「愛玩動物看護師」と規定。22年5月から動物病院で採血やマイクロチップの埋め込みなどを補助できる動物看護師は、国家資格となる。ペット業界に変化の波が訪れる。

 ■天野秀夫(あまの・ひでお) マーケットアドバイザー。日本大学法学部卒。1987年4月、日本証券新聞社に入社。記者、編集局長などを経て、代表取締役社長を12年近く務める。2017年4月、独立。本紙で「天野秀夫の中小型厳選株」(水曜)を連載中。

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