記事詳細

【経済快説】日本維新の会が掲げる「ベーシックインカム」の要点 誤解されやすい「お金持ちにも支給」と「財源」 (1/2ページ)

 日本維新の会が次の衆議院選挙でベーシックインカム(最低所得保障)の導入を公約に掲げる。本気なら大変素晴らしい。正しい理解の下に堂々と主張してほしい。

 ベーシックインカムは全ての国民に対して一定額(例えば毎月7万円)の現金を支給する仕組みだ。シンプルで予測可能な経済的セーフティーネットであると同時に、効率的な富の再分配システムだ。

 維新の会がベーシックインカムを推すことは適切だが、仕組みを正しく理解してほしい。不正確な理解の下に「ひいきの引き倒し」的な下手を打ってほしくない。

 ベーシックインカムで最も誤解されやすいのは、「お金持ちにも支給するのか」「財源は足りるのか」の2点だ。

 まとめて答えよう。例えば、1人に月7万円のベーシックインカムを支給するとしよう。お金持ちは困っていないのに7万円もらうが、それ以上に課税される。例えば追加的に10万円課税される人と4万円課税される人とが半々なら、財源は必ずある理屈だ。全体としての再分配効果は、前者から、後者に毎月3万円が移転されることだ。

 ベーシックインカムに対する批判で、たぶん最も多いのは「困っていない人にお金を配るのはおかしい」というものだが、「お金持ちには財源をより多く負担してもらうので、問題はありません」と冷静に答えるといい。

関連ニュース