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【天野秀夫 中小型厳選株】「エブレン」値幅取り発揮へ 半導体製造装置向けの好業績銘柄 (1/2ページ)

 東京証券取引所は21日、情報サービス事業などを手掛ける「HCSホールディングス」や携帯電話のインフラ・ネットワーク構築の「ベイシス」など6銘柄の新規上場(IPO)を発表しました。

 臍(さい)帯血の分離・保管を行う細胞バンク事業を展開する「ステムセル研究所」など昨年、上場承認を一度取り消した企業などもありますが、一度に6銘柄もの発表は珍しいケースです。

 21日現在で6月にIPOが承認された企業はこれで合計17に達しました。6月月間でみたIPO企業数としては、昨年の6銘柄、2019年と18年の11銘柄を大きく超えました。

 過去の新興市場の物色の傾向として、IPOラッシュが始まる1~2週間前から直近IPO銘柄が人気化するパターンが見られます。来週6月2日から再スタートするIPOが、新興市場の物色意欲を刺激してきそうです。

 昨年6月に公開価格1350円、初値5000円で登場、現在3000円台に位置しているジャスダック上場の「エブレン」(6599)が上値余地を広げています。

 同社は通信・放送など産業用電子機器および工業用コンピューターのバックプレーン、システムシャーシを中心に電子機器本体まわりの開発・試作・設計・量産に関連する事業を展開しています。

 具体的な事業領域は、通信インフラ向けの「通信・放送」、スーパーコンピューター・医療関連機器向けの「電子応用」、半導体関連装置・検査装置・ファクトリーオートメーション関連装置向けの「計測・制御」。このほか、高度道路交通システム向けの「交通関連」、防衛用のレーダーや通信機器向けの「防衛・その他」です。

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