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【榊淳司 マンション業界の秘密】マンション売却成功のコツは「立地を考慮した仲介業者選び」 (1/2ページ)

 マンションの売買について、一般の方々からさまざまな相談を受けている。適正価格で買うのは比較的容易だが、市場相場で売却するのはやや難しい。特に都心から離れれば離れるほど難しさが増す。

 最近相談を持ち込まれた2つのケースをご紹介したい。

 まず最初は比較的容易な都心の物件。山手線の外側だが、誰もが都心と認める立地で、新築マンションが販売されれば、多少高くても完売できるエリアだ。

 築10年ほどで、売主さんの相談は、仲介業者に囲い込まれないか、というものだった。

 囲い込みというのは、売却を依頼された物件を仲介業者が自社で囲い込み、他の業者が買い手を探してきても売らない行為。自社で買い手を見つけて、売りと買いの双方から手数料を得ることを狙っている。

 囲い込みは基本的に違法だが、名の知れた業者でも堂々とやっている。むしろ、一般的に知られた有名仲介業者ほど自社で買い手を見つけやすいので、会社ぐるみで行いやすく、実際にそのようなケースもある。

 囲い込みを避けるには、売り手側が「専任」で1社だけに仲介依頼するのではなく、同時並行で数社に依頼するやり方がある。「一般」という方法だ。その代わりと言ってはなんだが、仲介業者は熱心に売らないことが多い。

 この売主さんの物件は、依頼すれば、自然に買い手が付きそうな条件だった。私は「一般」で数社に依頼することを勧めた。

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