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【経済快説】コロナ2年目「個人の経済生活」を考える お金の管理は「流動性」確保、換金しやすい形で資産運用を (2/2ページ)

 一方、コロナはさまざまな変化の時計の針を前に進める効果を持った。金融のデジタル化もその一つだ。例えば、キャッシュレス決済の普及が進んだので、それに対応したお金の管理方法を確立したい。クレジットカードやキャッシュレス決済の手段を少数に絞り込むことで使用明細に家計簿的な記録の効果が生じる。キャッシュレス決済も使いこなすとお金の管理面で悪くない効果を持つ。

 ただし、わが国の場合地震や大雨などの災害も少なくない。いざという場合に備えて、ある程度の現金を手元に置いておく必要はまだありそうだ。さて、コロナで「働き方」にも大きな変化が生まれた。端的に言って「浮いた時間」の活用が最大のポイントだ。リモートワークで通勤時間が短縮され、また、飲み会その他の付き合いが減った。こうして浮いた時間の活用の仕方で、ビジネスパーソンの将来には大きな差がつくはずだ。例えば、浮いた時間で副業を始めよう。あるいはセカンドキャリアに備えた勉強、資格取得などに充てることもできる。

 一方、テレワークで自宅勤務が増えると、自分の時間管理が難しい。コロナ2年目のビジネスパーソンは自己管理、特に時間管理の重要性を意識したい。お金と時間の管理について、自分なりのやり方を確立しよう。コロナ後にも、ビジネスと生活の役に立つはずだ。 (経済評論家・山崎元)

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