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【令和を変える! 関西の発想力】「不要不急」どころか必須 姫路市、隈研吾氏ら招き地元文化の魅力見直す一大アートプロジェクト (1/2ページ)

 コロナ禍に翻弄されて久しい昨今、コンサートや展覧会など、文化イベントを楽しむ機会が減りました。なかには文化を「不要不急」と嘲(あざけ)る人もいて、心はすさむばかりです。

 そんな中、兵庫県姫路市から、久々にスケールの大きな文化プロジェクトのニュースが届きました。今年から2024年までの4年間、姫路市立美術館を中心に、市が一体となって文化振興に取り組むというもので、その名もズバリ「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」。期間中、現代美術家の日比野克彦さんや建築家の隈研吾さんなど、世界で活躍する一流アーティスト5人を順次招いて、彼らをコア・アーティストに多彩な講師によるワークショップやアート教室などの市民参加型イベントをバンバン開催するそうです。

 こけら落としとともに今年のコア・アーティストに就任したのは日比野さん。さっそく先日、朝顔を通じて地域にアートの魅力を伝える「明後日朝顔プロジェクト」を姫路市内で展開すると発表がありました。このプロジェクトは数年前から全国各地で行われている日比野さんのアート活動で、それだけ聞けば、特に珍しいとは思えません。しかし、姫路市のメイン舞台は、“西の比叡山”ともいわれる名刹「書写山(しょしゃざん)圓教寺」。しかも朝顔のカーテンは、山肌に高くそびえる「摩尼殿」につくると決まっており、その唯一無二の風景が、地元だけでなく、世界の注目を集めることは想像に難くありません。

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