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エルサルバドルが世界初、法定通貨にビットコイン 通貨として不安定など「懸念と批判」も

 危うさも…。中米エルサルバドルの議会は8日、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコインを法定通貨にする法案を賛成多数で可決した。ビットコインを法定通貨とするのは世界で初めて。国内外のメディアが報じた。

 エルサルバドルは2001年に法定通貨として米ドルを採用しており、ドルも従来通り流通する。ブケレ政権が「ビットコイン法」という法案を提出、ブケレ大統領の与党が多数を占める国会で可決された。官報掲載から90日後に発効する。

 政府はエルサルバドル国民の7割が銀行口座など従来の金融サービスへのアクセスがないことや、国民が海外から送金する際に手数料を減らせるなどの利便性を理由に挙げた。AP通信によると、エルサルバドルでは昨年、海外からの送金が国内総生産(GDP)の約16%を占めた。

 一方で、ビットコインの通貨としての不安定さや、国会で十分な説明がなされずに可決されたことに対する懸念や批判も出ている。(共同)

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