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【渡邉美樹 経営者目線】尾身会長の五輪発言「飲食店」からも意見あり!! 政府復興委員として初会合に出席 (1/2ページ)

 政府分科会の尾身茂会長が「今のパンデミックで普通はやらない」と東京五輪開催に否定的な発言を繰り返している。飲食店の立場からすると、営業時間短縮や、酒類提供禁止など、これまで分科会の意見を丸呑みさせられてきた。五輪だけが分科会の意見を跳ねのけるのは矛盾だ。

 守ってきた側からすれば、今までの意見の重みに疑問符がつく。「自主研究」と軽視すれば今後、国民も分科会を軽視し、飲食店の「闇営業」を増やすきっかけになりかねない。緊急事態宣言や蔓延(まんえん)防止等重点措置の制度も有名無実になる。

 私はこれまで飲食店の時間制限にこだわる分科会の意見を批判してきた。世界を例にしても「時間」でなく「空間」を重要視している。夜8時から感染が拡大するというエビデンスが示されたこともない。ラーメン店のカウンターのひとり飲みで感染が増えるとも思えない。結果、公園飲みが増えた実情もある。当然、対策はすべて「ゼロか100」ではない。

 私が首相なら分科会に参考意見を出させて、リスク評価のうえで対応を提示し、専門家に再度お墨付きをもらう。仮に対策の効果が十分でなく、8割程度であっても前には進められる。

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