記事詳細

【渡邉美樹 経営者目線】尾身会長の五輪発言「飲食店」からも意見あり!! 政府復興委員として初会合に出席 (2/2ページ)

 本来、分科会は専門家としてロックダウン(都市封鎖)や、大規模PCR検査の徹底を強く意見すべきであった。なぜ尾身会長はこれまでそうした世界の政策の事例を意見しなかったのか。その当時は、官僚のコントロール下にある程度あったのではないかと邪推もしたくなる。

 そもそも政策決定に関わる専門家や民間委員は、官僚がお膳立てしていることは私も民間委員や参院議員の経験から肌身に感じている。民間委員には既定の土台に沿った議論が求められる。外れた意見を出せば、議事録の目立たない箇所に掲載されて終わるのみだ。

 私も過去、民間委員として教育改革を提言してきたが、既定路線から外れて、学校設立の自由化について意見をし続け、退任に至った経緯がある。

 先週、政府の復興推進委員会の初会合に出席した。今回は、既定路線がない中で、有意義な発言をしていけそうで期待している。「陸前高田ワタミオーガニックランド」を実際に経営する視点で、被災地の経済復興、地方創生を提言していく。税制をもって人や企業を呼び込まないと復興はない。所得税の減税や、相続税をゼロにするなどして、富裕層を被災地に呼び込むべきである。

 専門家も民間委員も、本来は、規制路線ありきでなく、賛成論者と反対論者双方で討論させ、官僚は両方の意見を聞いた上で、最後は政治が判断し国民の審判を受ける、それがあるべき姿だ。五輪に関しては、尾身会長の意見でなく、都議選と衆院選のダブル選挙にして、民意に問うのが一番だ。(ワタミ代表取締役会長兼グループCEO・渡邉美樹)

関連ニュース