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【働くみんなの相談室】男性が取りづらい育児休業…上司に相談したら「査定や今後のキャリアに響くぞ」脅しも (1/2ページ)

 【Q】 妻が双子を妊娠しており、まもなく出産を迎えます。初めての育児で分からないことだらけですが、お互いの実家が遠く、支援も受けられないため、私も「育児休業」を取得しようと考えていました。しかし、上司に相談したら「男が育休を取るのか」「査定や今後のキャリアに響くぞ」などと脅しのように言われてしまい、諦めようかと迷っています。(20代・男性)

 【A】 育児・介護休業法では、労働者から育児休業の取得の申し出があれば事業主は拒否できず、男女問わず取得を認めなければなりません。加えて、男女雇用機会均等法第11条の3、育児・介護休業法第25条により、職場における妊娠・出産・育児休業などに関するハラスメントについて、事業主は防止措置を講じる必要があります。

 これは、職場で行われる上司・同僚からの言動により、妊娠・出産した女性労働者や、育児休業などを申し出・取得した男女労働者などの就業環境が害されることを防止するためのものです。

 この種のハラスメントには、「状態への嫌がらせ型」と、「制度等の利用への嫌がらせ型」があり、前者は、女性労働者が妊娠・出産したことなどに関する言動により就業環境が害されるものです。後者は、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法が対象とする制度や措置の利用に関する言動により、就業環境が害されるものです。妊婦の産前休暇の取得や軽易な業務への転換の申し出、育児休業や介護休業・介護休暇、子の看護休暇の取得へのハラスメントが該当します。

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