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【トップ直撃】紙の地図からデジタルへ! スピード重視し社会の問題解決 マップル・黒田茂夫社長 (1/4ページ)

 紙の地図からデジタルへ-。変革の時代に一貫して「デジタル化」を軸に取り組んできた。現在も持ち株会社で東証1部上場の昭文社ホールディングスのトップと、傘下でデジタル事業を担うマップルのトップを兼務する力の入れようだ。マップルでは、データ提供からソリューションビジネス、さらには新分野へ、スピード感とチャレンジ精神で臨んでいる。 (中田達也)

 --どのような事業を手がけていますか

 「地図などのデジタルデータを制作・販売するB2B(企業間)のビジネスが中心です。コンビニ、ガソリンスタンドなどチェーン店の検索用の地図データや、カーナビや観光ガイド向けのデータベースなどを提供しています」

 --地図データの特徴は

 「地図は見やすく、ここはこんな街だなとイメージしやすいことですね。ネット上で地図を見る際に自分がどこにいるか分からないというのでは困ります。コンビニやガソリンスタンドなど分かりやすい目印を付けるだけでなく、一般の人が使えないような建物の名前を入れないなど情報を抜くことも大事です」

 --データ提供からさらに進んだビジネスも

 「これからは地図データを提供するだけでなく、いろんなシステムソリューションと組み合わせたり、付加価値をつけて提供していかないといけない時代です」

 --具体的には

 「観光分析やPR戦略を支援するトラベラーズマインドというツールを提供しています。昭文社の観光ガイドブック『まっぷるマガジン』ではまっぷるリンクという無料の電子書籍アプリが利用可能で、事前に登録しておけば、ガイドブックを旅行先に持っていく必要はありません。そこでスマートフォンのアプリ経由で、旅行者がどんなルートでどの店に立ち寄るかなど行動履歴が分かります。そうしたビッグデータを元に、自治体にここに施設を作ったほうがいいなどのアドバイスもできます」

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