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【渡邉美樹 経営者目線】要請を守らない店続出は「愚策」の証し 「2人まで」「90分」誰が考えたのか? (2/2ページ)

 私が繰り返し主張している、私権を制限しない施策にも力を入れるべきだ。PCR検査を受けて陰性だった人は1週間以内は経済活動を自由にする、ワクチン接種完了者には積極的に外出を認めるなど、経済活動再開に向けて前向きなことに本腰をいれるべきだ。

 菅義偉首相が東京五輪・パラリンピックの開催に際して「私が責任を持って行う」と語った。「責任は自分がとる」と、リーダーが発する言葉には重みがある。

 しかし、東京都の「2人まで」「90分以内」を考えた人は誰なのか。責任は誰がとるのか。効果がない都の要請を、ほとんどの店が守っていない光景を見ると「この国は壊れた」と感じる。飲食店の資金繰りが圧迫しているのも原因だ。渋沢栄一は「道徳と経済」を説いたが、東京は今「モラル」も「経済」も失っている。(ワタミ代表取締役会長 兼グループCEO・渡邉美樹) 

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