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【ABS流 令和NEWバブルのすすめ】AIが広告を創る時代 心の動きや感情を見極めるのは人間の右脳 (2/2ページ)

 そして今、その領域はさらに進化しています。蓄積されたデータをAIが分析し、どんな言葉や表現が一番効率的に顧客の反応を取れるかわかるようになっています。いまや、「AIが広告を創る時代」とも言われています。広告業界でも「AIが人間の仕事を奪う」議論が起きているのです。

 しかし、蓄積されたデータはあくまでも「過去から現在までの情報」であり、その中から足元の課題発見と解決を図る最適解は出すことはできますが、先を読むことは難しいと思います。もちろん、テクノロジーは日進月歩で、AIも先が読めるように進化していますが、それはロジックから導いた回答。人間の心の動きや感情の深さなどを見極めるのは難しいと思うのです。

 恋愛に例えると、「この人、すごくいい人だし、言ってることも正しいんだけど、なんか好きにはなれないのよね」という感じでしょうか。しかも、人間は気まぐれです。「好きになれない」と語った次の日、相手からのサプライズプレゼントや意外な言動に接し、いきなりハートを奪われてしまうこともあります。

 こう考えると、これからのクリエイティブはAIと敵対関係になるのではなく、AIというツールと人間の右脳の両方をうまく活用しながら今までにないイノベーションを起こすというのが理想でしょう。実際、そんな時代に進化していくと思います。

 ■ABS世代 昭和30(1955)年から43(68)年生まれの、若者時代にバブルを謳歌した世代。

 ■鈴木準 1960年生まれ。ジェイ・ビーム代表。INNOVEX LLC.代表。一般社団法人日本元気シニア総研執行役。マーケティングプランナー。USCジェロントロジスト。感性を生かしたマーケティングを得意とする。

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