記事詳細

【ネット騒然銘柄】6月後半の「IPOラッシュ」は不調に 初値上昇率が2倍超となったのはわずか2銘柄

 6月22日以降のIPO(新規株式公開)ラッシュは、いま一つの結果で幕を閉じた。22日から29日までに新規上場した16銘柄のうち、初値が公募価格以下となった銘柄が5銘柄、初値上昇率が30%以下の銘柄が3銘柄と半分を占めた。一方で、初値上昇率が2倍超となったのはわずか2銘柄にとどまった。

 IPO市場が好調な時は、2倍、3倍になる銘柄が続出するだけに、このIPOラッシュに期待を寄せていたトレーダーにとっては残念な内容だろう。

 ただ、29日は25日上場の日本電解(5759)がネット上で多くのコメントを集めた。同社は車載バッテリーの電解銅箔を製造する企業で、初値は公開価格と同値。決していいスタートとはいえなかったが、28、29日と連日株価が急伸したことでトレーダーたちをにぎわしている。

 29日は引け間際に急落したため、2ちゃんねるの株板では「電解が溶けた」「特売り(特別売り気配)来るぞ」など弱気な書き込みが増えつつある。IPOには「地味な銘柄は最初がダメでもその後上がる」ケースもままあるので、今後の上昇継続に期待したいところだ。(新井奈央)

 【2021年7月1日発行紙面から】

関連ニュース