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【こんな時代のヒット力】「認知機能改善」効果をパッケージで主張 毎日続ける「脳トレ」アプリ、4月から無料提供 キリンビバレッジ「キリン βラクトリン」 (1/2ページ)

 記憶力に不安を感じたことはないだろうか? 年だからと諦めていないだろうか? そんな悩みに応えようと、キリンビバレッジ(東京都中野区)が今年5月に発売した飲料「キリン βラクトリン(以下、ラクトリン)」が好調だ。

 ラクトリンは、加齢に伴って低下する記憶力の維持をサポートする機能性表示食品で、それに役立つ乳由来の機能性食品素材「βラクトリン」を配合している。βラクトリンは、キリングループの脳科学研究において独自に発見された機能性素材だ。

 キリングループでは世界で初めて、βラクトリンがカマンベールチーズなどの乳製品に含まれることを発見。ヒトの記憶力を維持するエビデンス(証拠)を取得した。しかし、約4キロのカマンベールチーズから取れるのは、わずか1・6ミリグラムの微量だった。

 企画部新規事業開発室担当部長、上野健史さんは2015年、社内の研究発表会でβラクトリンの存在を知り、「知機能改善は、高齢化時代の課題となる」と着目した。まずは個人的に調査を始めたが、高齢者らに「認知機能改善に効果がある」と勧めても、「ちょっと…」と引かれたという。

 既に記憶力改善を詠うサプリメントがあり、ある程度受け入れられると考えていたが、全く受け入れられなかった。

 そんな流れが変わったのが、18年から19年に高齢ドライバーの事故が相次ぎ、免許返納が問題になったことだった。「認知機能? 記憶力改善? と、身を乗り出してくれるようになった」

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