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【新・兜町INSIDE】脱コロナ相場「10月18日」…野村リポートが話題

 「集団免疫獲得時期の想定を10月18日に前倒し」。野村証券が6月25日までにまとめた投資家向けリポートでこう指摘し、市場関係者の話題になっている。

 野村はリサーチ部門のハイレベル人材の厚さで定評がある。個別企業の業績や株価だけでなく、経済全体や政治情勢、社会構造など投資に関する分野で情報収集と分析を展開し、国内外の投資家に信頼されている。

 野村は従来、総人口の70%が2回目のワクチン接種を終えて、集団免疫を獲得する時期を12月28日と想定していた。しかし、最近の接種ペース加速を踏まえ、一気に2カ月以上も前倒しした。

 これに刺激されるのは同業他社。旅行、外食、鉄道、航空などはコロナ禍からの回復期待が強い一方、変異ウイルス感染拡大による売り直しも懸念され、買いのタイミングが難しいところだ。

 市場筋からは「株価は何でも先取りして動くもので、集団免疫の獲得が野村が予想する通りの10月18日なら、遅くともその1カ月前の9月中旬には株価が動き出しているはずです」(地場証券役員)との声が聞かれた。

 【2021年7月2日発行紙面から】

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