記事詳細

【渡邉美樹 経営者目線】から揚げの天才はなぜ最速100店舗を達成したのか コロナ担当相の「密告制度」に異議あり (1/2ページ)

 4度目の緊急事態宣言が発令された。ワタミも対象地域の直営居酒屋104店舗が完全休業となる。厳しいが要請は順守していく。しかし、要請が3日前と毎回急すぎるため、現場は混乱と損害を被る。従業員のシフトや仕入れ、物流など店を閉めるには本来1週間は準備期間が必要だ。

 居酒屋ばかりが犠牲を被るが、本当に感染者数を抑制するなら、鉄道を止める、企業のテレワーク(在宅勤務)の徹底を図るなど、人流を根本から抑える策を講じるべきだ。コロナ担当相が、グルメサイトを通じて実質的な飲食店「密告制度」を提案していたが、ナンセンスだ。現場に足を運び、事情をしっかりと把握すべきだ。

 資金繰りに困っている飲食店経営者もいるし、五輪が開催される世間のムードから緊急感を感じていない店側も客側も多くいる。そもそも「緊急の一大事」なら、閉会中の国会を開き効果的な法整備を議論すべきだ。

 そうした中、今月8日にワタミが展開する「から揚げの天才」が100店舗を達成し、今後の戦略会見を行った。日本の飲食チェーンで最速の100店舗達成となったが、居酒屋経営者が続々とから揚げ店のオーナーとなり、コロナ禍のテークアウト需要を捉えた。ワタミの仕入れ力で、大きなから揚げを1個99円で実現できたことと、テリー伊藤さんブランドの玉子焼きは、他社との競争に置いて優位だった。

関連ニュース