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【定年後 難民にならない生き方】介護の初動に遅れないために専門家がオンラインでサポート! (1/2ページ)

 ある日突然、始まる介護。覚悟や準備もないままに生活は大きく変わり、身体的・精神的負担が重なる中で疲労感が募り、やがて抑うつ状態に陥ってしまう。介護をする人の4人に1人は、こうした「介護うつ」に直面していると言われる。

 「年を重ねれば、いつかは介護が必要になる時期がやってくる。そう分かっていても、初動が遅れてしまうケースが少なくありません」

 仕事と介護の両立支援事業を行う一般社団法人りぷらす代表理事の橋本大吾さんは、初動が遅れる理由を次のように分析する。

 「考えられる理由は大きく2つあります。第一に、『自分の親はまだ大丈夫』という正常性バイアスが働く点です。自分は危機感を抱いても、他の家族と温度差があり、理解を得られないケースもあります。第二に『公共機関を知らない、またはアクセスしにくい』という問題もあります。地域包括支援センターなどの相談窓口を事前に認識している方は少なく、仮に知っていたとしても、平日夜や土日は相談できない場合もあります」

 対応が後回しになればなるほど、トラブルは拡大し、収束させるための手間や時間がかかるのは仕事も介護も変わらない。早め早めに手を打つことが大切だが、「必要に迫られるまでは介護について考えたくない」という心理が働く実情もある。

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