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【凄腕アナリスト ザ・覆面】株価上昇余地広がる「IDOM」 中古車市場活性化、豪州の子会社販売増、円安・豪ドル高進行 今期業績を大幅増額修正 (2/2ページ)

 会社側はその増額要因として3点を挙げている。1つ目は大型店を中心に想定以上に小売り台数が増加および中古車市場が活性化したこと。2つ目が豪州子会社の新車販売台数が、鉄鉱石価格の上昇に起因する西豪州新車市場の好調によって想定以上に増加したこと。3つ目は為替相場の円安・豪ドル高の進行が上方修正に寄与としている。

 下期は国内中古車および豪州新車市場の想定は前期並み、為替の円安効果は縮小を前提条件として通期業績を立てている。

 この業績の増額修正の発表を受けて株価は15日に700円台から800円台に急伸し、3月の年初来高値747円を一気に更新してきた。

 ここからの上値余地が焦点となるが、事業内容や事業規模感、個別の株価需給など単純には比較できないが、増額時の株価位置がほぼ同じである中古バイク買い取り最大手の「バイク王&カンパニー」の動きが参考になる。今11月期通期業績予想の上方修正を発表後、株価は700円台から7月中旬になって1100円台後半まで上昇した。

 IDOMは前期に続く増額修正で、事業環境には追い風が吹いていることは確か。消費・小売り関連の中でも数少ない好業績銘柄で、16年6月以来となる株価4ケタ回復が有力視できる。ガリバーブランドの知名度の高さから4ケタ回復後の一段高も期待できる銘柄だ。

 ■ザ・覆面(ざ・ふくめん) 金融業界では知る人ぞ知るベテラン。株式の分析と着眼点の鋭さに定評がある。名を出せばハレーションが大きいため、覆面で参戦。

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