記事詳細

【経済快説】東証市場再編に振り回されるな 複雑な「プライム残留」条件 (1/2ページ)

 2022年4月に東京証券取引所の市場再編が行われる。現在は、東証1部、東証2部、マザーズ、ジャスダック・スタンダード、ジャスダック・グロースに分かれているが、「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に再編される。併せて東証株価指数(TOPIX)改革も行われる。

 大きな話題なのは、現在の東証1部上場企業が、プライム市場上場銘柄として残ることが出来るかどうかだ。これまで「東証1部上場」には、一応のステイタス感があり、銀行から融資を受けたり、新卒社員を採用したりする際に有利だとされていた。そして、何よりも社長が強いこだわりを持つ場合がある。

 今後は「1部」に代わる市場が「プライム」になるので、プライムに残ることが出来るか否かが気になるわけだ。会社によっては対策に忙しい。

 プライム市場の上場維持基準は、株主数800人以上、流通株式数2万単位以上、流通株式時価総額100億円以上、1日の平均売買代金2000万円以上、流通株式比率35%以上、純資産がプラスである(債務超過でない)こと、などとなっている。複雑な移行措置があるので、条件を満たさない企業が直ちにプライムから落ちる訳ではないのだが、プライムに残るには、前記の条件を満たさなければならない。

関連ニュース