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【天野秀夫 中小型厳選株】「ヤプリ」大化けの可能性 直近株価は公開価格に接近…短期、超長期で新規投資も 事業の成長性は折り紙付き (2/2ページ)

 ヤプリは、アプリ開発技術がなくてもプログラミング不要でネイティブアプリを開発、運用できるクラウド型のアプリ運営プラットフォームの企画・開発・販売を手掛けています。プッシュ通知やポイントカード、クーポンなどを選べる機能が充実し、ホームページでは、トヨタ、NEC、ヤマハ、富士通、サンリオ、りそな銀行、日本取引所グループが導入実績企業として紹介されています。

 テレビコマーシャルで俳優の稲垣吾郎さんを起用して知名度も向上中です。5月14日に発表した今21年12月期第1四半期(1-3月)営業損益は、1億300万円の赤字(前年同期は1億5600万円の赤字)と赤字幅が縮小したものの、通期は9億3900万円から8億8400万円の赤字予想と、前期から赤字幅の拡大が予想されていることが、株価の本格上昇のネックとなっています。

 ただ、メルカリなどのようにIPOスタート時に赤字の企業は、収益の黒字化、業績向上とともに株価が大きく化ける可能性を秘めています。第2四半期業績の発表は8月13日で、収益黒字化にはまだ時間がかかるかもしれません。目先の注目は、1月末終値6030円から大きく下げ、公開価格に接近した株価水準。短期、超長期で新規投資を検討できる銘柄です。

 ■天野秀夫(あまの・ひでお) 日本大学法学部卒。1987年4月、日本証券新聞社に入社。記者、編集局長などを経て、代表取締役社長を12年近く務める。2017年4月、独立。証券・金融界、上場企業経営者とのパイプを生かし金融リテラシーへの貢献を目指す。

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